高等学校における公式HPの重要性 (2003/02/25)


今日、学校へ行っていろいろな話をしてきましたので。(国立前期試験の裏ですが)

高校(特に公立)の情報を得ると言ったら、随分と大変なのではないでしょうか?
パンフレットを見ても事務的なモノですし、体験入学も嘘っぽい(←カリキュラム自体違うから。教える先生と、教室だけが純正っていう状態)ですし。

自分の大学受験体験からフィードバックしてきて今回考えさせられた問題なのですが、大学って言うのはある程度学ぶ分野も専門化してくるので、各大学の特色って言うのは、様々な出版社評価、予備校評価、新聞の記事等第3者から『ウワサ』でおわらない情報として入ってきます。高校と比べたら遥かに志望校を決めるためのポイントを知る事が出来ます。高校って言うのは、まだまだある種の『差別化』もあいまいなのが現状ですから、カリキュラム・机上の特色というのはあてにならない部分があります。私が高校を考えた時期も、『ウワサ』としての情報以外はHPで覗くという状態でしたから。

今日、先生に聞いてきた話なんですが、理数科は私の学年がもっとも「普通科と変わらない」カリキュラムだったようです。事実、数学や英語は普通科と混合でやってましたから。そういうカリキュラム上ではあまり私もメリットは感じられませんでしたね。(そういう状態なのに普通科より期待されるのよね)寧ろ日常に根付いたところに違いを感じました。そういう部分を伝えるって言うと、HPが強いですよね。

確かにHPに載る情報も「高校の良い面だけ」です。それは仕方が無いとしても、「ウワサ」よりは遥かに信頼のおける情報ですし、まさに『藁をもすがる思いでアクセスしてくる』受験生や、中学生、OBの方にとっても良いものだと思います。

それから、パンフレットは思い立ったときに手に入るものではありませんし、私も母校のパンフレットの存在を知ったのは高2の時でしたから(苦笑)今や日本におけるネット人口は約6500万人。一家に一台は当たり前というくらい身近な『情報収集手段』です。そういうHPを公務面、学校内の情報面、共に充実させていく事が、学校側の『良い人材を集める事』、HPを見る側の『もっともっと、学校について知る事』双方の利益になると思います。

それから、維持されているHPでは、「最新の情報」を得る事も出来ます。また、パンフでは例えば「体育祭」と記述され、写真一枚で紹介が終わってしまうような所も、もっと「レポート」みたいな感じで、しかもカラーで掲載する事もできます。

もう、公立小・中学校でもパソコンが導入され、自由にインターネットを使える環境が揃いつつあります。そういう背景からも、重要性は明白です。

また、HPを作るにあたり、生徒も携わる事が望ましいと感じます。と、言うのも、「公務面」だけではパンフレットとあまり変わらない、あまり目新しい情報でもないし、「場の雰囲気」を感じる事は出来ません。例えば、「生徒の作るページ」等のコーナーを設け、行事やその取り組み、部活等の様子などを生徒の手で(勿論先生による校正は必要でしょうけれど)紹介していく事が望ましいと思います。

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