高校生へ! (2002/08/31)
今日はある掲示板に文化祭のことについて書き込みがあったので、少し考えました。
文化祭は「甘い事」だとは私は思いません。
「受動的」に文化祭に望むほうが、その時間が浮き足たった時間になると思います。「積極的」に文化祭に関わっていくこと、これは大切な事だと思います。
それは、「目標を持つ」「地道に創り上げる」という意味では同じ事だと思いますし。
ただ、確かに両立は難しいことです。特に文化祭直前なんかは学校で日付が変わりそうになりますし。でも、「みんなで泣ける」って言うのはすごい事だと思いませんか?
思うに浪人生はそういうある意味でうざったいような部活、集会、受験に要らない授業はやらなくてすみます。でも、そういう高校でしかできない事、大学に入らないとできないような事(集団で何かを創るとか。受験は用紙には独りで向かうわけだし、仲間といてもライバル視は否めないよね。)が出来ない一年を過ごさなければならないのです。
私は、やっぱり高校は大学への踏み台だけで終わってしまうのでは無意味だと思っています。
それでも文化祭との両立が難しいなら、実行委員さんが準備してきた文化祭をその日ばかりは積極的に楽しんでみてください。文化祭はみんなで創るもの。実行委員は場を提供するだけですから。
私も3年間後夜祭に関わってきました。私の学校は珍しく後夜祭が盛んなんです。私の3年間かけての担当は「火文字」。実に様々な体験をさせていただきました。
1年生の時。後夜祭実行委員にスゴイ人がいて、毎日毎日委員長と大声を上げて喧嘩をしていました。その時創り上げた私の3年間の中で最も大規模な火文字は、失敗に終わりました。その時の3年生の涙は、忘れがたいものです。
2年生の時。最も組織がまとまった時期でした。火文字の規模はやや小さくなったものの、かなりのクオリティーを持った後夜祭が出来ました。火文字点火もさせてもらいました。
ちょっと灯油が多すぎて火事気味でした。一番楽しかったです。
3年生の時。私自身受験の為にはじめは消極的でしたので、班長とかにはなりませんでした(3年間いる古株でしたが)。でも、やっぱり時期が近づくといてもたってもいられなくなり、結局めでたく「バカ」の一員になるわけです。
最終的には火文字演出の責任者になり、活動の場も与えてもらい、充実しました。
前例のない5月の「霙」によって延期と言う経験もしました。火文字を濡れない様にするのは大変でしたね。
OBの先輩も感動してくれました。
やっぱり、高校は楽しむべきですよ。
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